命のバトンタッチ

みなさんこんにちは、のたです!

つい数ヶ月前、甥っ子が1歳の誕生日を迎えました。
私がオーストラリアに行っている間に生まれた子なので、帰国後初めて会った時にはすでに1歳近かったのですが、そこからの短い期間ですら成長が感じられます。赤ちゃんの成長の早さには驚かされますね。

実は、この甥っ子が生まれた1ヶ月程後に祖父がガンで亡くなっています。
偶然かもしれないけれど、私にはなんとなくこのタイミングが意味があるように思えたのです。まるで、次の世代にバトンが受け渡されたことを確認でき、安心して旅立ったような。ああ、こうして世代交代をしていくのだなと。

私自身はまだ結婚もしていないし、子供もいないけれど、最近ある部分では親の体力の衰えを感じることもあるし、姪っ子や甥っ子と一緒にいる時は彼女たちに楽しいことや危険なこと、我慢しなくてはいけないこと等を教える機会がでてきて、自身の子供時代を振り返り、懐かしみながら、こうやって受け継いで行くのだなあと感じました。
また、20代30代は働き盛りと言われており、ちょうどその年齢層の中間にさしあたり、身の回りの人だけではなくて、日本や世界を支えて行く世代になったんだとなあ(書くと大げさだけど、本当に労働力なんて一人一人の積み上げですからね!この世の中が今の速度で回るのは、一人一人の頑張りがあるから。総力結集!)とババくさいかもしれませんが、そんなこと考え、現代社会に生きる一人の人間としての責任を感じたのでした。

The 100-Year Life/Lynda Gratton&Andrew Scott著という本に以下のような言葉があります。
If each generation is born as smart as the previous one and inherits their stock of knowledge, then by exploring and combining different aspects of that knowledges and creating new insights, the world progresses technologically.

長い歴史の中で一人の人間が一生の中でできることには限りがあるし、どんな人でも最後に待っているのは死だけれど、世代世代でこれまでの知や想いをつないでいくのだなあしみじみ思うのでした。一族や血のつながりと言ったバトンタッチもあるけれど、人類としての大きいスコープでもこうして脈々と受け継がれていくのです。こうして我々が生きる今の世の中が作られているのです。

さあ、あなたは次の世代にどんなバトンを渡しますか?