好きなことを自覚する

みなさんこんにちは、のたです!

日本だろうが、オーストラリアだろうが、場所は違えど、世間話や雑談をするのはどこも同じなのです。オーストラリアで働いている時の話、ある日、趣味の話になりました。

「趣味はなあに?」と聞かれたので色々答えたのですが、衝撃でした。

映画鑑賞と答えると・・・
同僚:「週に何本くらい見るの?」
私:「週にというか、月に1〜2本かな?」
同僚:「それって趣味なの?大体みんな映画は好きでそれくらい見るでしょ。好きな映画は?」
私:「うーん、絶対にあるけどパッと出てこないな」
同僚:「じゃあやっぱ趣味じゃないんだよ、他にないの?」

お菓子作りと答えると・・・
同僚:「でもまだお菓子作ってオフィス(僕たちに)持ってきてくれてないじゃない。それでは趣味とは言わないよ」

散歩と答えると・・・
同僚:「それもさ、じゃあ聞くけど、毎日するの?」
私:「いや毎日ではなくて、週末に予定がなくて時間があればする感じかな」
同僚:「良いかい?趣味っていうのは、それが好きで好きでたまらなくてそのために時間を作ってまでしたいことなんだよ。他人からみてばかみたいに見えるほど、時間もお金も費やしたり、そのことで一喜一憂したりすることなんだよ。隣の同僚を見てみなよ、先週末ラグビーの試合があったから今週はずっとブルーでしょ。(応援していたチームが負けたらしい)」

という感じで、私が趣味だと思っていたものは全て一蹴されてしまったのです。
極端だなあとは思いつつ、確かにそういう目で改めて自分の好きなものってなんだろうなと思って見ると、意外と自分でも分からないなと。そして比較的に好き、とか機会があればやろうかなくらいだったり、楽しいな好きだなと思ってもすぐに忘れたり、つきつめて楽しんでそのために時間を作ろうとすることって少なかったかもと思ったのです。特に社会人になってからは、忙しい・疲れたを理由に自分の好きなことに時間を使うのをやめていたような気がします。

また、その後意識して人と会話をしていると、「このペンが書きやすくて、形も可愛くて好きなんだ」とか「紅茶が好きで、紅茶を飲んでいる時が一日で一番幸せ」「お家を見るのが好きでネットで間取りを見たり、車でドライブしている時に面白い形の家を見かけたら後でゆっくり見に行く」「釣りが好き。釣りのために早く寝て早く起きる週末を過ごしている」というようにみんな些細なことも含めて自分の好きなもの、好きなことを自覚してそのために時間を使ったり、喜びを感じたりしているのだなと気づきました。

自分の好きなことがわかっていると、そのために時間を使って、そのためにお金を使うことも無駄だとは思わないし、そのために生きているのだ(おおげさ?)と感じられる。それがひいては日常の小さな幸せや豊かな人生に繋がるのだろうなと感じました。

好きなものは何?最近ハマっていることは何?と聞かれるのは、(何もないので)苦手だったのですが、きちんと答えられるように生きようと思いました(今年の目標です笑)。何か楽しいことないかな〜と待っているよりも、自分にとって楽しいことが何かを自覚して楽しいことをする時間を作る。(楽しいってわかったらそもそも時間を作るって表現にはならないのだろうけど)ちょっと良いな好きだなと思ったら、時間を作ってそれをする時間に浸かってみる。そうすることで自分の人生の色が1つでも2つでも増えるような気がしました。

みなさんはどうですか?自分の好きなことってパッと答えられますか?