やりたいことではなく、何が出来るのか、から考えてみる

みなさんこんにちは、のたです!

今の状況に満足していないし、変わりたいと思うけど、自分が何を本当にやりたいのか分からない。

新卒で入社した1つ目の会社にいる間はずっとそんなことを思っていました。やりたいことが分からないからどう動いて良いか分からない。ぐるぐる、ぐるぐると悩んでいました。
だけど、周りの人に話しを聞いて見ると結構同じようなことで悩んでいる人って多いんだなと思いました。だから、今日は私がオーストラリアで出会った考え方を1つお話ししたいと思います。

イギリス人の女性で、今は英語の教師をしている人の話です。
彼女は、シンガポールに生まれ、南アフリカポルトガル、イギリスと引越しを繰り返し、北欧(どこの国か忘れました)の大学に進学。大学で初めて親元を離れ生活を始めるものの、言葉が通じない国で生計を立てるためのアルバイトを探すのに一苦労。色々なことにチャレンジするものの上手くいきません。
そこで彼女は、「私に出来ることって何だろう?何が今いる環境で強みになるだろう?」と考えました。出てきた答えは、英語を教えること。イギリス人の両親のもとに生まれたわけですから、当然第一言語は英語。そして、北欧は英語圏ではないけれど、英語学習者が多い国。
そうして始めた英語を教えるアルバイトをする中で、人に物事を教えることが好きだということ、人の前に立って話をすることが好きだということに気付いたそうで、英語教師を生涯の仕事にすることを決めたそうです。そしてそこから10年以上経った今でも、楽しんで続けています。

この話を聞いて、なるほど、今まで自分は自分目線で何がやりたいかばかり考えていたけれど、社会に対して自分が持っている能力や価値観を使って何が出来るか・どう貢献できるのかという目線で考えて見るのも良いなと感じました。
私は、人間どんな人も1人では生きていけない、この社会で1人の大人として生きる以上、何かしらの形で社会に貢献するべき、そして仕事をするというのがそのうちの1つなのだ、という考えがあったため、彼女の話を聞いて発見した新たな目線は、私に非常にフィットしました。
この時の気づきが、結果的に私がやりたいことを見つける助けになったし、悩みながらもオーストラリアから日本に帰国する決断をした理由につながっています。

新卒での就活や経験者でキャリアチェンジを考える中で、もし変わりたいけど自分が何をやりたいか分からない、ことで悩んでいる方がいれば、一度「社会にとって自分は何が出来るのか」という目線で考えてみてはいかがでしょうか。